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会社の健康診断を経て病院での精密検査、この精密検査の結果が出るまでがとても憂鬱ですよね。
裁判所の判決を待っている被告のような気分です。
有罪は間違いないのですが、実刑か執行猶予がつくか、もしかすると極刑?
結果的にはお医者様の失笑つきの執行猶予「脂肪肝」でしたが、年齢的にもこれから相当気をつけないと、次は間違いなく実刑とのこと。
そのあと病院で栄養指導などを受けて食生活を見直すことになっていくのですが、たまたま見ていたテレビCMでサプリメントの紹介をしていた。
プロスキーヤーの三浦雄一郎が写っていたので、なんかのドキュメンタリーだと思っていましたがサントリー セサミンのCMでした。
学生時代はそこそこハードな運動をしていましたが、それこそ体育会系で、栄養? サプリ? そんなの関係ねー! 気合だよ!気合! という感じでした。
脂肪肝の判決がなければさっさとチャンネルを変えていたと思いますが、サプリの興味というよりは、70歳を超えた元アスリートのストイックな自己鍛錬に見入ってしまいました。
「極限状態での勇気、根性、判断力などは、日々その人が何を食べているかで変わってくる」CMのコピーとも受け取れますが、この言葉は真理だな!と感じ取りました。
このフレーズが忘れられなくなり、「私の脂肪肝克服への道」がスタートして、栄養やサプリにはまり始めました。
サプリが脂肪肝に効くというよりは、脂肪肝を治すための運動療法をサポートするための基礎体力作りにサプリメントは役に立つ!と言ったほうが正解です。
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先日見たテレビで肝臓の機能に関する放送をしていました、脂肪肝だけの内容ではありませんでしたが、肝臓自体のことを理解するには分かりやすい内容でした。
糖質はブドウ糖へ、脂肪は脂肪酸などへ、たんぱく質は自分の身体で使える形のものへ作り変える、アルコールは水と炭酸ガスに分解し、身体に必要なエネルギー源の糖質を貯蔵したり、有害物質を解毒したり、脂肪の分解に必要な胆汁の排泄という働きをしている。
検査はこのような働きがうまくいっているかを確かめること。
検査方法は、前述のような肝機能を確かめる血清酵素検査(GOT GTP)血清ビリルビン検査、糖質検査、血液凝固因子などのチェック項目があり、肝炎ウィルスや腫瘍の存在を確かめる検査、そして目視による画像診断検査などがある。
血清酵素検査の基準値(正常値)
GOT 10~9IU/ℓ
GPT 4~41IU/ℓ
γ-GTP 5~55IU/ℓ
γ-GTPは脂肪肝でもアルコールが原因でも上昇するが、その上昇の仕方がそれぞれに特徴があるのでそれを判断するとのこと。
脂肪肝などを防ぐための方法
バランスの良い食事
正しい食生活
食事のあとは休息
適度に運動を続ける
夜の睡眠は十分にとる
定期健診を受ける
慢性肝炎から肝硬変へ移行する前に肝炎のキャリアであるということを定期検査で発見してインターフェロン治療をすれば大事に至らなくてすむとのこと。
(ウィルス性肝炎)
肝臓病で亡くなっている人の原因は全体の8割を占めるウィルス感染がもとで起こる肝硬変や肝がんです。
ウィルスにはA型・C型・D型・E型の5つのタイプがあります。
(アルコール性障害)
アルコールに起因する脂肪肝も含みますが、アルコールを飲んだ際に発生するアセトアルデヒドが原因で細胞を傷つけアルコール性肝繊維症などの障害が起こるそうです。
(薬物性障害)
肝臓は体に入ったものを解毒、分解する機能を持っていて、体質によっては薬によって障害の原因になるそうです。
病院では他の病気で使用する薬が肝臓に負担をかける可能性がある場合には、血液検査で調べたりします。
(肝硬変)
肝臓は細胞の再生能力を自ら持ち、高い修復力を持っていますが、障害(炎症)の期間が長く続くと修復が追いつかなくなり、細胞組織の繊維化が進み硬くなっていき、肝臓そのものの収縮が起こります、この状態を肝硬変と言うそうです。
(肝がん)
肝がんには肝臓から発生した「原発性肝がん」と他の臓器から転移した「転移性肝がん」があるそうです、原発性の場合、がんが細胞にできる、「肝細胞がん」と肝臓内の胆管にできる「肝内胆管がん」に分けられますが、9割以上は肝細胞がんだそうです。
肝がんの約9割はウィルスによるものだそうです。
脂肪肝改善 食事のポイント
・バランスよく食事をする
1日30品目を目安に
・適正なエネルギーをとる
闇雲に抑えては体の抵抗力を奪うことになるので
病院の指導を受け適正なカロリーコントロールをする
・たんぱく質は不足しないように
良質なたんぱく質を摂る
細菌やウィルスに抵抗する免疫もたんぱく質でできているので良質なたんぱく質を摂ることはウィルス性の肝炎などを予防することにもつながる。
・ビタミン、ミネラルを不足しないように摂る
肝臓の機能を低下させないために適正な摂取が必要
・糖分を控える
菓子類だけでなくコーヒーの砂糖、缶コーヒーやジュース、炭酸飲料
・アルコールを押さえる
アルコールは肝臓で脂肪に変わる
食欲高進作用があるので食べ過ぎにつながる
(アルコール性脂肪肝について)
毎日5合以上の飲酒を5年続けるとアルコール性脂肪肝になる
(アルコールによって肝臓に中性脂肪がたまり肝臓が腫れたような状態になる)
この状態が続くとアルコール性の肝硬変になる
以上が私が病院で受けた栄養指導や自分で調べたりした脂肪肝の症状を改善するための知識ですが、やはり脂肪肝の治療には病院での指導は欠かせません。
これは脂肪肝を改善した体験的に感じることですが、栄養価の低いジャンクフードを食べていると、満腹感が持続しないように感じましたので、食事を今までより減らしていく段階で私はサプリメントを摂るようにしたところ比較的楽に脂肪肝改善のための食事制限ができました。
<私の脂肪肝データ>
3年前の私
GOT 62 Iu/ℓ(正常値 8~38)
GPT 89 Iu/ℓ(正常値 4~44)
現在の私
GOT 30 Iu/ℓ(正常値 8~38)
GTP 38 Iu/ℓ(正常値 4~44)
血液検査において肝機能を判断する指標にGOTとGTPというものがあります。
肝臓の検査をする上で最も利用されている指標とのことです。
GOT、GTPともに酵素の名前ですが、肝臓は再生可能な臓器で、正常な場合でも血液中に流れ出る酵素なのですが、脂肪肝による障害で肝細胞が壊れると、血液中に流れ出てくるそうです。
GOT グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ
正常値8~40IU(国際単位)
心臓に最も多く含まれ、次いで肝臓、骨格筋に含まれる
GTP グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ
正常値5~35IU(国際単位)
体内では肝臓に大量に存在する
γ-GTP ガンマー グルタミル トランスペプチターゼ
正常値 男性50IU(国際単位)以下
女性30IU(国際単位)以下
この数値が高いと肝臓、胆道系の異常が考えられ、アルコールを多く摂取している人は高い数値を示す。
私はアルコールに関して会社の接待以外で飲む習慣は無かったので、GOT、GTPの数値が高かったのですが、γ-GTPの数値は正常値でした。
日本酒を毎日5合程度飲む習慣のある人は、5年その習慣を続けると、アルコール性の脂肪肝になるそうです。
<61>
脂肪肝発見!
私のいた会社の営業部には「健康診断拒否症」の人がかなりいて、健康診断のある日に営業部の人間はほとんどいなくなります。
私のいた会社の営業部には「健康診断拒否症」の人がかなりいて、健康診断のある日に営業部の人間はほとんどいなくなります。
そのような状況では総務部も面目が立たないので、毎年健康診断を受けていない人間は、強制的に受けさせられることになり、私はその年脂肪肝が発見されます。
「要注意」「要再検」「要精検」のオンパレード、BMI指数35、正常なのは聴力と心電図のみ、病院で再検査という運びに・・・
病院での脂肪肝の検査
会社の健康診断での血液検査と尿検査で肝機能が「要精検」となり、病院で超音波検査(エコー検査とも言います)を受けました。
妊婦がお腹の子供を検査するときみたいな検査で、透明のジェルをお腹に塗られ、お腹の内部を映し出すモニターをお医者様と鑑賞します。
「う~ん!」と先生
「どうですか?」と私
「ほら!このキラキラしているのが脂肪です」
「はぁ!脂肪?」
「立派な脂肪肝です」
脂肪肝の検査は超音波検査(エコー検査)とCT検査(コンピューター断層撮影)の方法があり、エコー検査では脂肪肝は肝臓が脂肪によってキラキラと白く写り、CT検査の場合はふつうの肝臓に比べて黒っぽく写るそうです。
肝臓を「沈黙の臓器」などと呼ぶのは聞いたことがあると思いますが、脂肪肝の場合も初期では「だるい」「疲れやすい」程度の症状で、特徴的な症状が無いそうです、ほとんどが私と同じように会社の健康診断で脂肪肝が発見されるそうです。
ここから私の脂肪肝との付き合いが始まることになります。
ここから私の脂肪肝との付き合いが始まることになります。
<私の脂肪肝の症状>
鉛の服を着たことは今まで一度もありませんが、着るとおそらくこのような感覚なのでしょう。
鉛の服を着たことは今まで一度もありませんが、着るとおそらくこのような感覚なのでしょう。
脂肪肝の症状は、とにかくだるい、疲れやすい。
仕事でのセールス活動も階段のある企業への訪問は避けていました。
病院の先生によれば脂肪肝はそれと同時に、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞などを引き起こす病気の巣窟だそうで、症状が無いからとバカにしていると大変なことになるそうです。
実際、私も最初は仕事で疲れているのか病気なのか分からず、毎年嫌って逃げ回っている会社の健康診断でたまたま脂肪肝が分かりました。
糖尿病も併発してるということで、ちゃんと治療しようと思いましたが、脂肪肝だけだったら軽くみて放っておいたかもしれません。
脂肪肝は、肝細胞が脂肪で圧迫され肝臓内部の血流が悪くなり肝機能が低下してくるそうです(簡単な理屈ですね)
併発する糖尿病もそこから合併症を引き起こすと、神経症で失明したり、心筋梗塞、腎臓病などに進行していくそうです。
確かに若いときに比べて、ちょっとした怪我、傷の治りが悪くなったな、なんて感じていました、脂肪肝はそこから始まる大病の入り口のような気がします、私の受診した病院の先生はとても熱心に脂肪肝のことを説明してくれました。
良い病院との出逢いもその人の人生を変えてしまうな、と感じます。
脂肪肝の初期では症状があまりでないので、やはり脂肪肝は会社の健康診断などで異常が見つかった場合には、早めに病院で再検査をしたほうが良いです。
脂肪肝も侮れませんよ!
脂肪肝も侮れませんよ!
脂肪肝には栄養?
これは病院では脂肪肝の治療法で指導されませんが、食事療法と平行してサプリメントを使うと私は結構体が楽でした。
これは病院では脂肪肝の治療法で指導されませんが、食事療法と平行してサプリメントを使うと私は結構体が楽でした。
微量栄養素(ビタミン)のことも興味が湧いてきて調べたのですが、よくよく見ると、国が決めている、人に必要な栄養素の摂取量を食事で確保することはかなり難しいようです。
脂肪肝の治療法に限らず、栄養に関する情報は氾濫していて、先日も内の奥さんが、牛乳は本来人間の飲み物ではないので飲まないほうがよいというような本を読んだそうで、子供に牛乳を飲ませないと言い出したので、私は「じゃあ摂らなければいけないカルシウムはどうやって子供に与えるの?牛乳に代わる吸収率の良い食品を日々確保できるの?」と言ったら黙っていました。
それはさておき、脂肪肝の改善に関してですが、サプリメントもかなりの種類が販売されていますが、肝臓そのものに効くというより、体重を減らす食事療法をスムーズに進めるために、少なくした食事のサポート役としてまさに「栄養補助食品」として摂ると、体験的に今までよりも少ない食事でも平気になります。
やはりマルチビタミンからはじめたると良いと思います、私はタバコを吸うのでビタミンCも摂っていましたが、やはり脂肪肝の症状が良くなりました。
私は脂肪肝の治療をきっかけにサプリメントを摂り始めましたが、今では手放せません。
毎朝6錠、夕方4錠を脂肪肝対策のために飲んでます(夕方飲むと残業しても疲れません)
脂肪肝対策の運動療法
脂肪肝の治療法の2本柱の「運動療法」です。
摂取カロリーよりも運動して消費するカロリーが多ければ痩せるということです(当たり前ですが)
気をつけなければならないのは、体の内側に付いた、内臓脂肪はなかなか消費されないということです。
脂肪をエネルギーとして使うのは・・・筋肉しかありません、筋肉が動くときにはとりあえず体内の糖分を使って、それが無くなれば皮下脂肪、そして最後に内臓脂肪という順番で、物を持ち上げるような急激な運動は「無酸素運動」と言い、脂肪は使われず、脂肪を使わせる運動は比較的軽い運動を20分以上行う「有酸素運動」というものです(ウォーキングやエアロビクスのような運動)
私はウォーキングで脂肪肝を改善しました、毎日夜にタイマーを15分にセットしてウォーキングをスタートし、タイマーが鳴ったら折り返し、帰ってきます、すると30分のウォーキングの出来上がりです。
日によっては走りたくなるときもありましたが、無理すると次の日歩くのが嫌になることがありますので、「とにかく毎日歩く」ことを最重要課題として走らず、小雨の日も2年間歩きました。
何事もそうですが、はじめの3ヶ月が辛いというか、面倒くさかったですが、エコー検査で見た私のキラキラ脂肪で光る肝臓を思い浮かべながら続けました。
今ではまだ体重は90キロありますが、片道15分位はジョギングできるようになりました、結構うれしいもんですよ!
脂肪肝治療にウォーキングは最適です。
脂肪肝からの脱出
脂肪肝の治療法 「食事療法」
脂肪肝の症状を改善するには医者からは「とにかくまず痩せなさい、栄養指導には奥さんも連れてくるように」と言われましたが、連れてこれる?来てくれる可能性は低いと判断し、一人で栄養指導に行くことになります。
脂肪肝の症状の治療は「食事療法」と「運動療法」が柱とのこと、私の場合は脂肪肝のほかに血糖値も高いので食事療法をしっかり学べる「糖尿病の検査入院」を勧められましたが、とてもそのような裕福な家ではありませんので、お断りしました。
カロリーなどはいったい自分がどれだけ摂っているのかなんて全然わからなくて脂肪肝になってしまったので、栄養指導は役に立ちました、検査入院すると1日1,600カロリーの食事で食事後にウォーキングしたりする生活を一週間続けるそうです。
仕事をしながらカロリーを抑えるのであれば、1,600カロリーなどでは体が持たないので
1,800位を目安にすると良いようです(35歳の働き盛りの男にはこれでも辛い)
幕の内弁当 690キロカロリー
ハンバーグ定食 760キロカロリー
とんかつ定食 800キロカロリー
味噌ラーメン 550キロカロリー
てんぷら定食 705キロカロリー
1日3食、朝食は軽く食べると、後の2食を700キロカロリーくらいにすれば、痩せて脂肪肝の症状も改善していくだろ!と認識しました、今までまったくカロリーなんて気にしない生活をしてきた人は、これくらいの認識から始めれば症状を改善できると思います。
私は実際この認識からスタートして脂肪肝の症状を改善しました。
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