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脂肪肝を解消していく過程で、食事での摂取カロリーに関する意識を持つことは重要です。
私は病院で脂肪肝と診断されてダイエットを行っていくとき、血糖値も高かったので病院の栄養指導を受けました。
でもこの栄養とかカロリーに関することって、やたらいろんな数字が並んでいて、最初はなかなか頭に入ってきませんでした。
しかし、「ここでしっかり治さないと、後は坂を転がるように症状が悪くなりますよ」というお医者様の脅しで(いい意味で)それなりに勉強しました。
脂肪肝の解消に限らずダイエットに必要なカロリーの私なりの基本的な認識を述べたいと思います。
この勉強をして生まれて初めて知った言葉に「基礎代謝」というものがあります。
これは人が一日なにも運動をしない状態でも体温維持や内臓の運動などで黙っていても身体が使うカロリーのことで、年齢や体格にもよるのですがおおよそ大人の男性であれば1500キロカロリーくらいあります。
女性は筋肉量などの関係だと思いますが1200キロカロリーぐらいです。
このことを理解することは効率の良いダイエットを行う上でも大変重要なことだと思います。
普通の幕の内弁当が700キロカロリーぐらいありますから、なにも運動しないとしても身体は最低一日幕の内弁当2つくらいのエネルギーは必要としているということです。
当然、ふつうの生活を送っていれば仕事や家事などで基礎代謝の他にエネルギーが必要なので基礎代謝プラスその人の運動量分の摂取カロリーが必要なわけです。
そして一日に摂取すべきトータルな摂取カロリーの数字があって、これまた男女、年齢などで細かく示されていますが大雑把に言うと2000キロカロリー前後です(自分の適正な数字はお調べ下さい)
2000キロカロリーといっても男性にはかなり摂生した食事内容で、一日幕の内弁当3つだけでオーバーです。
2000キロカロリー摂取して、身体の基礎代謝で1500くらい消費するので、日常生活の中の仕事や家事で500キロカロリー消費すればプラスマイナスゼロということになります。
ウォーキングや自転車を一時間やっておおよそ200キロカロリーの消費(これも行うスピードや個人の体格などで前後します)
ショートケーキやアイスクリーム1個がおおよそ200キロカロリー
中瓶のビール1本が約200キロカロリー
私もそうだったのですが、脂肪肝の症状に悩まされている方々は大食漢の方も多く1日に3000キロカロリーくらい摂取している人も少なくないかもしれません。
今回ご紹介した数字はかなり大雑把なものですが、これまでカロリーについてまったく知識のなかった人は、このようなおおよその数字を認識して、男女の差や個々人の筋肉量の違いなどを考慮して自分に合った数字を見つけて脂肪肝の症状改善に役立てて頂ければと思います。